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【悩み解消】躁状態と鬱を繰り返す双極性障害を良くする栄養素12個【オメガ3脂肪酸・葉酸】

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)は、かつて躁鬱病(そううつびょう)とも呼ばれていました。

 

 

躁状態(そうじょうたい)と鬱状態(うつじょうたい)の病状が繰り返しあらわれる、気分障害のカテゴリーに含まれる精神疾患です。

 

 

症状により1型と2型に分けられます。
原因や発症の経緯は、まだ特定されていない状態で、現在も研究が続いています。

 

 

しかし、双極性障害を患う人の脳は、さまざまな箇所で、健康な人との違いが確認できたという報告があります。

 

 

このため、改善に効果がある栄養素として、脳機能や神経細胞に効果のあるものが注目されています。

 

双極性障害を改善する栄養名として着目されているものを順を追って説明していきます。

 

【1】セロトニン

セロトニンは脳の神経伝達物質ですが、双極性障害の改善に役立つと見られています。

 

 

このセロトニンを形成するトリプトファンは、良質のたんぱく質、穀物、野菜、果物、卵、乳製品などに多く含まれるアミノ酸の一種です。

 

 

このようなことから、セロトニンを増やすような食事を心がけることが、症状の改善に役立つという意見があります。

 

【2】葉酸

2013年に米マサチューセッツ総合病院のJi Hyun Baek氏らが、効果が期待されるという報告を行っています。

 

 

また、日本でも葉酸の摂取量とうつ病の関係を調べる検証が、国立国際医療センターなどを中心に行われました。

 

 

その結果、葉酸の摂取量と、うつ状態に関連が見られるという報告が出されました。

 

どうして葉酸の摂取量が減少すると、うつ状態になるリスクが上がるのかといいますと、モノアミンという神経伝達物質が脳内にあるのですが、葉酸摂取量が減少すると、モノアミンが減少する傾向があります。

 

 

このため、うつ状態になってしまうという説があります。

 

【3】オメガ3脂肪酸

脳に大きくかかわる脂質として、「オメガ3脂肪酸」があります。

 

 

何しろ脳の6割は脂質、後の4割がタンパク質でできているのですから。

 

 

オメガ3脂肪酸を多く含んでいる食品として、亜麻仁油、えごま油、青魚(イワシ、サンマ、サバなど)、クルミなどがあります。

 

良質なオメガ3脂肪酸を摂取するように心がけてみるのも双極性障害の改善に役立つかもしれません。

 

【4】鉄分

脳を活性化するためにはどうすればよいのでしょうか。

鉄分は血流をよくするはたらきがあります。

 

 

鉄分が不足しますと、血液中のヘモグロビンの量が減少し、体内での酸素供給量が不足する傾向が高まります。

 

 

脳では全酸素供給量の20~25%が消費されているので、鉄分不足を改善することで、双極性障害にもよい影響が期待されます。

 

鉄分には2種類あるのはご存知でしょうか。

 

 

魚介類に多く含まれているヘム鉄と、豆や野菜や卵に多く含まれている非ヘム鉄です。

 

 

両方のヘム鉄を摂取するようにしてみましょう。

 

 

ちなみにヘム鉄の体内吸収率は10~30%と高いのですが、非ヘム鉄は1~5%と低くなることも知っておきましょう。

 

【5】炭水化物

炭水化物の体内でエネルギーの役割を持っています。

 

 

基本的に、炭水化物は、単純炭水化物といわれる単糖類や二糖類と、複合炭水化物といわれる単糖が長くつながったもの(でんぷん)があります。

 

 

単糖類にブドウ糖や果糖が含まれています。

 

脳のはたらきは、ブドウ糖を消費して行われています。

 

 

しかし必要以上の炭水化物を摂取すると、体内で脂肪となって蓄えられますので注意が必要です。

 

【6】トリプトファン

精神安定には欠かせない成分、それが、このトリプトファンです。
これは、双極性障害だけでなく、鬱病など、色々な精神の病気に有効です。

 

この成分は、催眠効果があり、気持ちを落ち着かせてくれるという効果があり、乳製品などに多く含まれています。

 

【7】カルシウム

「イライラするのはカルシウム不足だから」と言われますが、カルシウムには、脳や神経のイライラを落ち着かせてくれる効果があります。

 

これが不足すると、安眠できなくなり、余計にイライラがたまりやすくなるので、牛乳などを摂取するようにしましょう。

【8】カゼイン

カゼインは、カルシウムの吸収を高めてくれるという効果があります。

 

要は、体に自然な精神安定剤をキープするという感じなので、意識的にとり、さらに双極性障害に効果のある栄養素を吸収してもらいましょう。

 

【9】ギャバ

あまり聞かない言葉かもしれませんが、ギャバというのは、特に脳の神経の興奮を抑えてくれるという働きがあります。

 

これが不足してしまうと、精神的に落ち着きがなくなってしまいます。

 

ギャバが減ってきた場合、人の気持ちを興奮させてしまうような栄養素が、イライラを抑えようという力を抑えてしまうので、気持ちが不安定になり、双極性障害になり得ることもあります。

 

精神的な病気というのは最近、どんどん増えてきていて、治療法も明確なものはなかなかありません。

 

ですので、日頃からこのような栄養素を取って、双極性障害を防いでいきましょう。
   

【10】S-アデノシルメチオニン(SAMe)

DNAやRNAの遺伝情報のコードに用いられるなど体内で重要な役割を持っているS-アデノシルメチオニン(SAMe)という生体内物質があります。

 

 

S-アデノシルメチオニン(SAMe)はアデノシンとメチオニンが体内で合成されたものです。

 

 

このSAMeは抗うつ薬効果があるとされて、抗うつ薬のサプリメントとしても使われています。

 

 

逆に躁状態を誘引するという検証結果も見られるため、今後の研究に注目し続けたい成分です。

 

 

【11】N-アセチルシステイン(NAC)

N-アセチルシステイン(NAC)はアミノ酸の一種です。

 

 

老化の原因と見られる活性酸素を減じる効果があるとされますが、神経保護の作用があると見られており、双極性障害に奏功するという検証が報告されています。

 

 

こちらも今後の研究による有効性の確立に期待したいです。

 

 

【12】コレステロール

コレステロールは悪い印象を持っている方も多く、意外に思われる方は多いと思います。

 

 

国立研究開発法人日本医療研究開発機構のウェブサイトなどを見ますと、双極性障害と、コレステロールのリスク遺伝子に関する検証が報告されています。

 

 

まだ研究中ではありますが、コレステロールが下がり過ぎると精神的に不安な気持ちが高まる傾向につながるのではないかとする意見があるようです。

 

 

最後に

双極性障害の改善に効果があると見られている栄養素について、いくつか注目される点を述べてきました。

 

 

最後に一つ付け加えるとすれば、バランスのとれた食事を摂取することが大切だと思われます。

 

 

研究段階で確実な結果にはいたっていないのですが、野菜、果物、魚、豆、キノコなどを中心にした食生活とともに規則正しい生活を続けていくことが、精神的な安定につながるという報告があります。

 

 

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