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【注意!】起立性調節障害の大人が共通して苦労するであろう8つの症状

一般的に起立性調節障害は10〜16歳に好発し、大人になるに従って症状は緩和されていきます。しかし、大人になっても症状が残っているために苦労を抱える人も多いです。

 

また、大人になってからは職場や生活環境が変化する中で特有の苦労があり、生活の質が低下してしまう傾向にあります。今回は起立性調節障害の大人が共通して苦労するであろうことをご紹介します。

起立性調節障害の大人が苦労すること8つ

 

【1】朝起きるのが辛い

起立性調節障害では体の調子が変動するため、毎朝決まった時間に起きて仕事に行くことがプレッシャーになる人も多いといえます。起立性調節障害では生活リズムを整えることが必須ですが、どうしても朝に血圧が低くなるため、段階的に体を起こしていく必要があります。

 

夜はカーテンを開けて就寝して朝に日光が入るようにする、布団の中で軽く手足を動かして血圧を段階的に上げるなど工夫をする必要があります。

 

 

【2】体力がないと思われる

起立性調節障害の方は、体力がなく運動を好まないことから、病弱である・活発でないなどネガティブなイメージを持たれることがあります。また、どうしても調子の悪いときに遅刻や欠勤をすると仮病や怠けだと誤解されることもあります。

 

起立性調節障害の人には運動療法が有効であり、心拍数が120を超えない程度の軽い運動を行うことが望ましいです。散歩やヨガ、体操などの軽運動を毎日行いましょう。また、職場の同僚などに習慣的に運動を行っていることを知ってもらうことで、体力がない・病弱といった否定的なイメージが払拭される可能性があります。

 

【3】気分が暗くなる

起立性調節障害の方は、横になっていることが楽と感じるため、活動性が低下していく傾向があります。起立性調節障害の場合、そのように不活発な状態になり、体が重く感じる・外出したいと思わないという方が多いです。

 

それらの活動状況や行動パターンから、二次的に気分が暗くなっていく人も多く、中にはうつ病のような抑うつ気分を呈する人もいます。根本的な原因である起立性調節障害に対する治療を行う必要がありますが、日頃から意識して軽運動を行うなど、生活そのものの活動性を上げていく必要があります。

 

【4】めまいや立ちくらみが辛い

起立性調節障害では、血圧が低く全身の血液を心臓や脳へ送り返す機能が衰えています。

 

そのため、めまいや立ちくらみに悩まされることも多いです。特に立ち仕事を行う必要のある場合では仕事上の苦労が多いでしょう。同僚に「起立性調節障害があるので」と説明しても病名を知っている人は少なく、解りやすいように「低血圧なので」と説明しても、低血圧でそれほど影響があるものなのかと疑問に思われてしまい、理解されないために苦労がついて回ります。

 

 

【5】集中力や記憶力が落ちる

起立性調節障害では脳や心臓に十分な血液が循環せずにめまいや立ちくらみを起こすことはよく知られています。しかし、脳に血液が十分に行き渡らないことで、集中力や注意力が落ちるという認知的な側面にも影響があることで苦労する場合もあります。

 

実際に、2004年にドイツのシャンドリーらが発表した研究で、低血圧の人は認知機能や注意機能、記憶などの脳機能が低下していることが明らかとなりました。実際に働く中で、集中できない・ミスが多いと感じる人は、起立性調節障害に由来する低血圧によって仕事がうまくいっていない可能性があります。

 

 

【6】ストレス耐性が低い

起立性調節障害の背景にある自律神経の乱れは、ストレスの影響を大きく受けます。起立性調節障害はストレスが原因と考える人もいるほど、ストレス耐性の低い人が多いようです。

 

ストレス耐性は、認知の仕方を変える練習などを通して向上させることも可能ですが、改善には時間がかかります。ストレスに弱いと苦労する方も多いと思いますが、それはもともとの性格・認知特性に由来するものであり簡単に変えることはできません。起立性調節障害の症状を憎悪させないよう、できるだけ心地よいと思える就労環境を見つけることが望ましいです。

 

 

【7】暑さに弱い

「暑さに弱い」と感じる起立性調節障害の方も多い傾向にありますが、その背景にあるメカニズムは高温の環境下での身体変化から説明ができます。気温の高くなる春〜夏に体がだるく、苦労することも多いです。

 

気温の高い場所では、動脈・静脈ともに血管は拡張し、さらに発汗によって脱水することから、一般的に血圧が低下します。普段の生活でも血圧が低いことの多い起立性調節障害の人では、暑さによってさらに血圧が低下すると、当然体がだるいと感じます。

 

単純に暑さに弱いのではなく背景として身体変化があるため、暑い日は無理せず外出を控え、小まめに水分補給するようにしましょう。

 

【8】冷え性

春〜夏は血管の拡張により症状が憎悪する傾向がありますが、逆に冬季間は冷え性に悩まされることも多いです。

 

寝る前に手足が冷えやすく、末端が鋼のように冷たくなっている人もいるでしょう。起立性調節障害の原因は、自律神経の乱れと考えられています。血管の拡張や収縮などは自律神経が調整しており、血流をコントロールしています。

 

起立性調節障害では自律神経の乱れによって血流が悪くなり、冬場の冷え性に繋がる傾向があります。

 

 

起立性調節障害の方大人の方が苦労するまとめ

以上、起立性調節障害の方が共通して苦労するであろうことをご紹介しました。大人になると、職場環境に適応していく必要があり、そのために生活パターンなどを見直す必要があります。

 

自身の状態が怠けや病弱さに由来するものではなく、起立性調節障害の延長線上にあるものと理解する必要があります。また、日常的に軽い運動を行うなど、生活の中でできることは取り組むようにしましょう。

 

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