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起立性調節障害の小・中・高校の子供に親がしてあげられること【症状の対策・対処・方法】

なかなか朝起きられない、横になっていることが多い子供が、ある日「起立性調節障害」と診断された時、親としてはどのように対応すれば良いのか不安になります。

 

「起立性調節障害」は小学生の約5%、中学生の約10%に起こるといわれています。今回は、親が起立性調節障害の子供にしてあげられることを3つご紹介します。どれも心がけ次第で簡単に実践できることですが、大切なことです。

 

 

【1】「ただの仮病や怠けでないこと」を親子で共有する

気持ちや根性の問題ではない

学校や教師は「気持ち・根性の問題」と思っている方も意外と多いです。子供自身も自分の遅刻が多かったり、全校朝会で立ちくらみやふらつきが起こったりすることで、クラスメイトから一線を引かれてしまっているような気になるため、負い目のように感じていることも多いです。

 

起立性調節障害やその他何らかの理由で不登校になっている場合はなおさら自尊心も低下し、精神的にストレスがかかっている状態です。状況によって周囲からの評価・自己評価が厳しいものとなっていく中で、親も同じようにして厳しい言葉を投げかけることはしてはいけないことです。

 

「どんなときも味方である」というメッセージを発信する

「どんなときも親だけは味方である」というメッセージを発信していくことで、精神的な安全基地を確保できることに繋がりストレスが緩和されます。起立性調節障害は薬物治療も可能ですが、すぐに治るものではない上、程度により治るまでの期間も数年単位でみていかなければなりません。

 

「学校に遅刻しないで行く」という目先の目標に捉われず、子供との信頼関係を損なわないよう注意しながら、気長にゆっくりと関わっていく姿勢を忘れないようにしなければなりません。

 

 

【2】生活リズムを整えるためのサポートをする

 

朝は段階的に体をオンにする

 

朝起きることができず遅刻や欠席が多くなると、どうしても昼夜逆転の生活になってしまいがちです。起立性調節障害では、午前中に交感神経がうまく働かない特徴があります。交感神経とは、活動しているときや興奮しているときに働く自律神経の一つです。すなわち、起立性調節障害の子供は自律神経のバランスが乱れていることから、朝のうちは「体がオフになった状態」といったイメージです。

 

できるだけ朝に1日の良いスタートが切れるように、朝起きたら布団の上で簡単な体操を行うことをおすすめします。起立性調節障害では低血圧で全身に血液を送ることができない状態のため、いきなり起きると身体がとてもだるく、つらいと感じます。

 

まずは寝たまま両手をあげてぷらぷらと動かし、少し目が覚めてきたら足をもぞもぞと屈伸して動かしてみるというだけでも随分と血流が変わるため効果があります。体にストレスがかからないように、段階的に起こしていくというイメージです。午後や放課後になって体がオンになってきたら、親子で外出の機会をできるだけ持つことも、夜の入眠の一助となるため有効です。

 

 

夜はスマートフォンの使いすぎに注意

夜にパソコン、スマートフォンなどのブルーライトを見ていると、脳が昼間だと勘違いしてしまいます。そうなるとますます自律神経が乱れていきます。夜は「22時になったらスマートフォンを使わない」というように、なぜそうしなければならないのかを子供に説明するとともに、目標設定することをおすすめします。一方的に親がルールを作って押し付けるのではなく、子供と一緒に解決していくという姿勢が肝心です。

 

【3】診断書を用意して学校の理解を促す

学校と教師の理解は大きな環境要因

学校や教師の認識も乏しいことが意外と多いです。特別支援学級の教諭などは子供の特性を個別に見て配慮してくれる先生が多いですが、普通学級の場合、中には理解が乏しい教諭もいます。子供の生活の中心となる学校という場で、無理せず過ごせるよう環境を整えましょう。

 

 

学校行事では必要に応じて配慮を

全校朝会や各種学校行事で、長時間立っている必要がある場合は、診断書を持参して説明し、椅子に座るなど配慮を求めることもできます。また、学校生活の中でふらつきや立ちくらみが生じた際も、無理して続けるのではなくしっかりと休ませるようお願いをしておくこともできるので安心です。常に配慮を続けるというのではなく、症状の程度や治療の過程において必要な配慮も段階的に減らしていきます。

 

親が一番の理解者になる

親がまずは一番の理解者でなければなりません。薬物治療など医学的介入だけでなく、親が家庭や学校の生活を整えるための重要なサポートをできる余地が多くあります。

 

常識に照らし合わせて考えるのではなく、子供の真の理解者である必要があります。最後に、起立性調節障害の子供に親がしてあげられることは他にもたくさんあります。まず身近に実践できる重要な要素をご紹介しました。

 

 

自分の考えを押し付けず、子供と共同で取り組むという姿勢で挑んでいくことが重要となります。

 

 

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