ADHD・起立性・季節性・パセドウ病・双極性等の病気・症状も改善していきましょう

ADHDで朝起きられない場合にやってはいけない4つのこと

早起きをしようとすることは禁物

朝起きられない場合、ついつい早起きして睡眠リズムを整えようとしてしまいがちです。
つまり、夜更ししてしまうから結果的に眠る時間そのものが遅くなり、それゆえに朝が起きられなくなるという、ある意味極めて一般的な理論に基づいた行動なのですが、しかし、ADHDによる睡眠異常――概日リズム睡眠障害の場合、この行為は禁物です。そもそもADHDは注意コントロールに関する制御が困難であるわけですから、そうやって無理やり睡眠に関する注意力(つまり、朝早く起きて夜も早く就寝するということ)をコントロールしようとしても、良い方向には進みません。

 

早く布団に入ることも良くない

睡眠のバランスを整えることとして、昔からよく言われている手法のひとつに「早く布団に入る」というものが存在します。恐らく誰もが一度は親などから言われたことがあるのではないでしょうか。しかし、この早く布団に入るという行為もADHDによる睡眠異常の改善には良くありません。むしろ悪化させてしまう行為であるということを認識しておきましょう。
ADHDにかかわらず、無理に寝床に入っても大抵は眠れません。この眠れないという事実が寝床と紐づけされるような形で条件付けされてしまうと、最終的には寝床そのものが眠れない場所として「機能」してしまうことになります。

 

朝早くに太陽の光を浴びてはいけない

多くの睡眠障害において「朝目覚めた時にしっかり陽の光を浴びる」ということが推奨されています。
これは日光を浴びることによって、脳に今現在が「朝」であることをしっかりと認識させようとする試みです。昼夜を正しく認識することで、乱れた睡眠バランスをきちんと整える効果を期待して行われているのですが、ADHDの概日リズム睡眠障害の場合はこれを絶対に行ってはいけません。
概日リズム睡眠障害では体内時計が大きく乱れ、逆転しています。それゆえに朝早くに太陽の光を浴びた場合、身体はそれを深夜の出来事として認識してしまいます。つまり、睡眠バランスを整えるどころか、更に体内時計を混乱させてしまうことになるのです。

 

ADHDによる脳の機能を無視する

恐らく一番やってはいけないことがこれです。ADHDであるがゆえの脳の機能を完全に無視し、無理して睡眠不足のまま朝起きようとする行為は、間違いなく症状を悪化させます。たとえば仕事に関しても同様で、ADHDによる脳機能を完全に埒外においたタイムスケジュールを敷いて、その関係から朝早く起床しようと自身を圧迫したりするのはまさに禁物です。
注意のスイッチング(切り替え)がうまくいかないということがADHDの特徴ですが、それをスルーし、「必ず朝早く起きなければならない」などと、自らに過度のプレッシャーを強いることは絶対にやってはいけない行為なのです。

 

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