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ADHDの症状でニート(無職)になってしまったら?その対策や仕事に復帰する方法【体験談】

大人のADHDが増えている?

ADHDは子供だけの病気と思われがちですが実は違います。

 

最近では大人のADHDが増えているんです。大人のADHDは、落ち着きがなくてじっとしていられない「多動性」は改善することが多いようですが、注意や集中が続かない「不注意」や自分の感情や行動を抑えられない「衝動性」などは残るようです。

 

そのため、会社ではミスの連続から「ダメな人」のレッテルを貼られている人も少なくありません。

 

子供の頃に適切な診断やサポートを受けてきた人は、問題なく社会に溶け込んでいる人が多いのですが、そうでない人は途中でギブアップしてしまう人もいます。そこで今回は「ADHDの症状でニート(無職)になってしまったらどうするべきなの?」と題して、私の体験談を交えながらお話ししたいと思います。

 

 

ADHDの症状が悪化すると生活にどんな支障があるのか?

 

大人のADHDには大きく分けて2つのパターンがあります。まずひとつめは、「不注意型」です。注意力が散漫でよくミスをするため、仕事や私生活でのトラブルが絶えません。

 

約束の時間や締め切りを守れなかったりするため、信用をなくしてしまいます。もうひとつは、「衝動・多動性型」です。後先を考えずに行動するため、トラブルが絶えません。取引先と口論になったり、よく考えずに仕事を辞めたりなど、周りの人はついていけません。

 

また、アルコールやタバコなどに依存する傾向があり、違法なドラックに手を出す人もいます。私の場合は、2つとも症状が強かったので苦労の連続でした。はじめて就職したのは物流会社の配送係でしたが、今思えばADHDの人がもっとも苦手とする仕事でした。

 

「得意先からの注文を在庫状況を確認しながら、期日までに手配して配送して請求をかけて・・」といった感じで複数の業務を同時に処理しなければならないため、いつも頭はオーバーヒート状態でした。そのためミスの連続で毎日謝ってばかりいました。

 

そのストレスから、毎晩お酒を飲むようになり、アルコール依存症になってしまいました。

 

どうして無職になってしまったのか?

 

当然、すぐに配送係から移動になりました。次の配属先は営業職でした。お得意先回りや、新規顧客の開拓など、もともと好奇心旺盛でフットワークだけは軽い性格の私には向いているように思いました。しかし、そう思ったのもつかの間でした。

 

大口顧客との取引に大遅刻をしてしまい責任をとって自ら会社を辞めてしまいました。今思えば、何も辞めることはなかったと思いますが、これもADHDの「衝動性・多動性」の症状だと思います。

 

仕事面で、再起は可能なのか?

それからしばらくはニート生活でした。毎日昼くらいに起きてボーとしてからゲームをしたり散歩をしたり。実家暮らしで親が現役だったこともあり、生活費に困らなかったので、かなり堕落した生活を送っていました。そんなある日のことです。

 

テレビで「大人のADHD」についての番組をみて、あまりにも症状が合致しているので、自分がADHDかもしれないと思い、近所の心療内科を受診しました。診察の結果、やはりADHDでした。私が不器用なのは、親の躾や、やる気の問題ではなく、病気のせいでした。

 

病気だとわかってだいぶ気持ちが楽になりました。治療は薬物療法(コンサータ)、生活改善、認知行動療法という治療を行いました。その結果、今までよりも落ち着いた気持ちで生活できるようになりました。

 

相変わらず不注意からのミスはありましたが、大切なことは、メモやチェックシートなどを活用することで、大幅に減らすことができました。その結果、仕事に再起することができました。

 

無職から仕事に戻る場合に大変なこと

仕事選びは大変苦労しました。始めのうちは就職情報誌やインターネットで検索していましたが、自分に適した仕事がわかりませんでした。そこで、ハローワークの職業相談を受けることにしました。

 

その結果、運送会社のルートドライバーを紹介してもらいました。面接の結果、無事に採用となり現在勤続5年です。相変わらず不注意からのミスはありますが、何とか続けられています。仕事選びで大切なのは、自分の特性を考慮することです。

 

私の場合は、ハローワークの人に、自分の病気について正直に話した上で適切な仕事はなにか?と相談することから始めました。一般には前職の経験を考慮して仕事を選ぶと思いますが、ADHDが原因でニートになった人にはおすすめしません。

 

なぜなら大半は、やめた原因はADHDの何らかの症状が関係しているからです。つまり、同じ過ちを繰り返してしまうということです。始めは、病気についてカミングアウトすることにかなりの抵抗がありましたが、話してみると、以外とみなさん理解してくれて親身になってくれました。

 

ADHDの方がニートになってしまった時のまとめ

現在、転職を繰り返していたり、仕事につかずにニート生活を送っている人は、もしかしたらADHDかもしれません。少しでも症状が気になる人がいたら、病院受診をおすすめします。

 

ADHDに特効薬はありませんが、自分の特性を理解することで、適した仕事を選ぶことができます。また、家族や友人からの理解を得ることができます。勇気をだして一歩踏み出してみましょう。きっと道は開けます。

 

 

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